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  オフセット印刷


 オフセット印刷は,水と油が反発するという原理を利用しています。印刷に使われる刷版(さっぱん)は、画像のない部分が親水性になっています。刷版全体を水に浸すと、この部分に水が付着します。続いて印版全体をインキに浸すと、水の付着した部分はインキをはじき、画像部分にのみインキが付着します。この画像は、いったんゴムのブランケットに移されてから、紙に転写されます。オフセット印刷に使われる印版はアルミニウム製の薄い板で、表面は平らになっています。凸版印刷のように画像部分が盛り上がっていたり、グラビア印刷のようにへこんでいたりはしません。


印刷ステップ

Step1:印版に焼き付ける

鏡像状態のフィルムを、表面に感光剤と塗布されたアルミニウム製の印版(PS版)に写真の原理で焼き付け、現像します。焼き付けられた画像は、生像(文字が正しく読める状態)になります。現像された印版の非画像部分は親水性となり、この部分にはインキが付着しません。

Step2:水をつける

画像を焼き付けた印版は、版胴にセットされます。印刷を始めると、版胴ははじめに水ローラと接触します。トレーからいくつかのローラーを経て、浸し水が版胴まで運ばれます。最後の水ローラが印版の非画像部を水で浸します。

Step3:インキをのせる

続いて、インキローラーが油性のインキを印版に付着させます。インキのトレーから、いくつかのローラーを経て、インキが版胴まで運ばれます。最後のインキローラーは印版にインキを薄く均一に付着させます。非画像部分には水が付着しているのでインキをはじき、画像部分にのみインキが付着します。

Step4:オフセッティング

印版に付着したインキは直接紙に印刷されずに、いったんゴムのブランケット胴に転写(オフセット)されます。転写された画像は、鏡像になります。

Step5:印刷

最後に印刷用紙が、ブランケット胴と圧胴の間を通り、インキが用紙に転写されます。印刷された画像は生像になります。ブランケット胴には弾力性があるので、紙の表面に多少起状があっても、画像はかすれずに印刷されます。

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